実際のカジノでは、モンテカルロ法が禁止されています。
しかし、実際はモンテカルロ法禁止と明らかに書いてあるところがそこまで多くありません。
では、なぜモンテカルロ法が禁止なのでしょうか。
今回はそういった理由を含め、オンラインカジノでも実質的に禁止されてしまうケースがある点についても解説します。
この記事を読めばきっと、モンテカルロ法が禁止される理由が分かるのではないでしょうか。
モンテカルロ法は実際のカジノで使えない
モンテカルロ法禁止という警告がされているケースはそこまで多くないようですが、実際のカジノでは実質禁止されています。
その理由が、メモ禁止という警告です。
モンテカルロ法は、数字をメモに取って攻略するのが一般的ですが、メモが禁止されていることは、実質モンテカルロ法の禁止を意味します。
もちろん、頭の中で計算してモンテカルロ法を行うのは問題ありませんが、そこまでスピーディーに計算できるのは稀です。
こういった背景から、実際のカジノでモンテカルロ法をプレイできるのは、記憶の良い一部のプロギャンブラーだけといえるでしょう。
このような規制を行う理由として、3つ考えられます。
それは稼げる攻略法であること、ゲームの進行が妨げられること、賭ける金額をあまり客が増やさないことです。
モンテカルロ法はその名の由来として、モナコ公国の繁華街があるモンテカルロのカジノを破産させたというエピソードがあります。
つまり、上手く運用できればカジノに損害を与える危険性を持った攻略法であるという点です。
実際は、カジノを破産させるほどの破壊力がありません。
しかし、こういった伝説があるということは、カジノにとって利益となることではないでしょう。
そういった理由で禁止させている可能性があります。
2つ目は、ゲームの進行が妨げられます。
モンテカルロ法はメモを書いて計算をし、そしてお金を賭けてプレイ、結果が分かったらメモに数字を追加したり消したりします。
この一連の作業を実際のカジノで行うと、慣れていないプレイヤーは大変時間がかかる場合も少なくありません。
そうなると他のプレイヤーをはじめ、進行役のディーラーを待たせることになります。
こういったゲームの進行の邪魔になる行為をやめさせる意味で、禁止している可能性も否定できません。
最後が、賭ける金額をあまり増やさないことです。
マーチンゲール法のように、ベット金額をどんどん倍にして負けてくれればカジノ側は儲かります(ただし、取り返されることがあるので禁止しているカジノもあります)。
しかし、モンテカルロ法はベット金額の増やし方が緩やかで、少額を延々と賭けている状態が続くことも少なくありません。
こういった実入りの少ない客を増やさないためにも、禁止している可能性もあります。
あくまで2つ目と3つ目は推測の域を出ませんが、最初の理由は高い確率でモンテカルロ法を禁止している理由といえるでしょう。
実質的に使えないようにされているケースも
一方、オンラインカジノはメモを取るのは問題ありません。
進行の妨げにもなりませんし、そもそも運営側がメモを使っているかチェックすることは不可能です。
しかし、そんな中オンラインカジノでモンテカルロ法を実質的に使えないようにしているシステムがあります。
それは、ボーナスのシステムです。
このボーナスによってモンテカルロ法が禁止されてしまう要因として、ベットリミットが低くなる、出金条件が厳しくなるといった点が挙げられます。
ボーナスを使ってゲームをプレイすると、ベットリミットが低くなります。
このリミットは賭ける金額の上限を意味し、ボーナスを使うと10ドル程度までしか賭けられなくなるケースも少なくありません。
そうなると、すぐにモンテカルロ法の賭け金が上限に達し、強制終了させられてしまいます。
また、ボーナスを使ってプレイすると出金条件が厳しくなり、プレイする賭け条件が跳ね上がります。
すると、モンテカルロ法を使って10ドル以内でうまくプレイしても賭け条件が永遠にクリアできない金額になってしまうのです。
このようにモンテカルロ法が使えてもボーナスという縛りによってオンラインカジノにおいても実質禁止されてしまうケースもあります。
モンテカルロ法を禁止されないようにするには
モンテカルロ法をオンラインカジノでスムーズに使うには、ボーナスを使ってプレイしないことです。
ボーナスを使わなければ、ベットリミットが通常通り各テーブルの設定したテーブルリミットだけになります。
また賭け条件に関しては、ボーナスを受け取ると跳ね上がってしまいますが、こちらも問題ありません。
モンテカルロ法でゲームをプレイし、利益の一部を使って条件をクリアしやすいスロットマシンなどをプレイすることでクリアできます。
このように、一見モンテカルロ法を禁止されていないオンラインカジノであっても、付き合い方を間違えると実質使えなくなるため、注意しましょう。